さて、昨日の予告通り「HSPの花火大会~大人編」を書きます。
まだ24才の頃、会社の2つ上の先輩に誘われ花火大会を見に行くことになったんですが、内向型HSPにはつらいことばかりで、1日でげっそり痩せた!という話です。
誘ってくれた先輩はHSP要素ゼロ!のタフガイ
内向型HSPは非HSPの人に振り回されてしまうので、ちょっと距離を置いた付き合いが良いらしいですが、当時の私はHSPだなんて知りませんでした。
しかも自分の性格を何とかしようと自分を押し殺し、強引に”普通の人”になろうと試行錯誤しまっくっていた時代ですので、「花火大会に行くぞ!女子も来るぞ!」と誘ってくれたら断るわけにいきませんでした。
S先輩は小柄ながら、堂々として声が大きく、良くしゃべり、しかも話も面白いので(自分もこのぐらい話せたらいいな・・)といつも感じていました。
つまり私とは正反対の人です。
誘われたとき一瞬(花火大会・・人混み・・2人の初対面の人・・)とイヤな想像をしたものの、せっかくのお誘いなので「行きます!」と返事しました。
S先輩が私を誘ったのにはワケがあった
当日先輩の家に行ってから、私の車で「女子2人」の待つ家に迎えに行きました。
私は初対面なのでどんな人なのか分からず不安ではありました。
その不安はある意味当たります。
女子2人は浴衣を着て待っていましたが、なぜかS先輩は1人にしか話しかけません。
ここでS先輩が普段誘わない私に声を掛けた理由が分かりました。
(4人乗れる車が目的じゃない・・目当てじゃない女子の相手をさせるのが目的だ!)
先輩の狙ってる子は確かに「狙うのも分かるなー」という感じでした。
先輩が話しかけない子は、大変失礼で申し訳ないのですが、、少なくとも私の好みではありませんでした、すみません。(その子も私など好みではないと思います)
先輩が好きに振る舞えるように、空気を読む
先輩が私を誘った真の理由が分かったからには、その期待に出来るだけ応えようという訳の分からない気概が湧いてきてしまいました。
(内向型HSPの方ならわかりますよね?)
心の奥底では(なんだやっぱり利用するつもりだったんだ・・帰りたい)と思いつつも先輩の気持ちを優先して、無理してしまいます。
これからどうなるやら・・と思いながら、楽しくしゃべりまくる先輩と女子2人を乗せて花火大会会場へ向かいます。
観客席に着いたもののまだ数時間は花火が上がりません。
私に向かって「じゃあな!」と言うと
S先輩は「この時を待っていたぜ!」と言わんばかりの勢いで、お目当ての子と2人で出店のある方へ行ってしまいました(手をつないで)
取り残された私ともう一人の女の子
そのままそこにいても会話が続かないので、2人で出店へと向かいます。
(内向型HSPの鬼門、人混みです)
先ほどの駐車場から観客席まででも人が多くイヤでしたが、私にとっては地獄と言える人混みでした。
会話もうまくできないし、距離も離れがち。なんとか早くこの人混みを抜けたいけど私ばかり速く歩いても、置いて行ってしまう・・いっそ手をつないでしまおう。
そうすればこの女の子も(S先輩とAちゃんは手をつないで楽しそうなのに・・)とか思ってしまわなくて良くなる。
と勝手な配慮をして手を差し出してみると(ありがたいことに)何の抵抗もなくつないでくれました。
きっとやけに早く歩くなこの人・・と思ったはずです。
あまり早く席に戻っても、時間が余ってしまうし、、でも早く人混みを抜けたい
と相反する考えで頭がいっぱいでした。
結局出店の通りを何往復かするという無駄な動きをして、席に戻りました。
何往復もした割には買ったものが少なく(テキヤの方々に話しかけるのが苦手、というよりそもそも初対面の人が苦手)、花火が上がってる間にお腹が空いて困るのでした。
S先輩ともう1人の子は元気に戻ってきて、花火を(夏の日を)満喫しておりました。
肝心の花火は何も記憶に残ってなくて、先輩と女子達を送った(はず)ことも全く覚えてないですが、猛烈に疲れてげっそりと痩せ、頬がこけた事は覚えています。
内向型HSPのための教訓
- 性格が違いすぎる人と長時間一緒にいない
- 人混みは厳禁
- 自分を変えようと無理してはダメ
- 利用されてるとわかったら相手の気持ちを優先しない
- なんか不安になってしまうお誘いは断ってよい
コメント