その昔、私が10才位の頃に姉に嫌われ以後7年ほど全く会話がなく、目すら合わせない毎日が延々続きました。
内向型HSPでなければもっと軽傷で済んだかもしれないですが、いまさら何を言っても仕方ありませんね。
姉と一緒の洋室の部屋から、和室に移動させられる
小学4年のある日学校から帰ると、私の机や本棚などが和室に移動されていました。
父母と姉が一緒に部屋のレイアウトを変更して、洋室は姉専用の、渋くて暗い和室は私の部屋となりました。
事前に何も聞かされていなかったので、(いきなりなんでだよ)と思いましたが逆らえないので不公平感を感じつつ受け入れました。
その日あたりから私への姉の態度が変わったように覚えています。
嫌われてる??
すぐに(嫌われてるのか?)と思ったのですがハッキリと「嫌いだ」とか「バーカ」とか言われたわけではないので余計に気になりました。
なので姉の様子をうかがい、嫌われてるか確認してばかりいました。
私が何か親に向かってしゃべった時の反応 ⇒⇒⇒ 露骨に嫌な顔する
私が同じ部屋(リビング)にいると ⇒⇒⇒ 絶対にこっちを見ない
話しかけてくるか? ⇒⇒⇒ 全くない
あー、誰が見ても確実に嫌われてるな。と分かりますが、
分かってもなお、毎日上記の確認作業ばかりしてすっかり落ち込んでおりました。
もともと会話のない家族でしたが、姉弟では全くゼロというのはさすがに不自然で
異様な空気が7年間流れ続けました。
HSPは人一倍嫌われたくない、らしい
HSPは嫌われることにかなり敏感に反応してしまうらしいのですが、
HSP中程度の私からしても、「全くその通りです」としか言いようがないです。
気になって気になって仕方がなく、先程の「嫌われてるかチェック」は落ち込むのが分かっていてもやめられなかったです。
それから数年経ってからこのころを思い返して
(あーあの嫌われた頃から、この暗黒時代(この言葉はなかったけど)が始まった感があるな・・)
と感じていました。
一時的に「思考をコントロール」してみる
やはり毎日考えていることに気を付けないといけないな、自分の考えや気分が人生に影響を与えるんだな。
と気づき、一時的に「毎日笑顔で過ごそう」「楽しい事を考えよう」と実践してみた事がありました、高校1年位だった気がします。
1カ月位続けて止めてしまいましたが、続けている間は(なんとなく調子よかった)記憶がありますが、暗黒は暗黒のまま、どす黒い高校時代を終えました。
私が社会人になると、姉が話しかけてくるようになりわだかまりもなくなっていきました。
姉が話しかけてこなかったら、今でも会話のない姉弟だったかもしれない。
と考えると恐ろしいのですが、過去一時的に問題があったものの現在のように普通に戻れて良かったなと思います。
こんなHSPをうとましく思う人がいるのは理解できる
かなり面倒くさい性質なのは自分でもわかりますし、周りの人もさぞ迷惑だろうと思います。
HSPの概念が広まることは、自分がHSPであることを知る分には良いですが、
非HSPにとっては、
異質で迷惑で面倒な人間=HSP
という短絡的で狭い判断を自動的にされてしまうことも増えている気がします。
(「アスペルガー」なども差別用語みたいに使われすぎですよね)
私を含むHSPも気を付けないといけません。
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