内向型HSPが訪問販売の営業したらどうなった?その2

HSP関連
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昨日に引き続き内向型HSPの私が無謀にも38万円のスチームクリーナーを訪問販売する営業マンになった話です。

私の契約が発端となり、同僚に胸ぐらつかまれ恫喝されるところまで書きました。これが一番嫌な出来事でしたが、もう一つ印象的な出来事があります。

「だましたわね!旦那が帰ってくるまでここに居なさいよ」

これには焦りました、、騙してないのに詐欺扱いされ帰してもらえない。

うちのテレアポが「1000円で1時間ほど台所周りのお掃除します、但しお掃除に使うスチームクリーナーのご紹介もさせていただきます。」と言ってアポ取るので、、まあ言いいたいことも分からなくはないですが、掃除は1時間くらいです&商品の説明もします。と言っておいたのに。

蛇口をピカピカにし、コンロや換気扇の油汚れを試しに落としながら説明して、お風呂場のカビも落としていると1時間などあっという間です。そこで「すみません、お時間になりましたのでこの位で失礼いたします」と言うと

「まだ途中じゃないの!だましたわね!旦那が帰ってくるまでここに居なさい」と50代マダムはそう言ってつかつかと奥へ消えてしまいました。

と同時に外で雷が鳴り、夕立が降ってきました。真夏の嘘みたいなホントの話です。

(なんなんだこのドラマチックな展開は、、すごく不吉なんですけど・・ヤバい、相当ヤバい)

私ジャガイモは(逃げる)という考えが全く浮かびませんでした、先輩たちはそういう時「理屈言われたら理屈で言い返す」(掃除の契約をしたわけではないからどこへでも訴えればいいですよ、とか言う)または「掃除代1000円も貰わず帰ってくる」とか言ってましたが

なんかズルい気がして、そのマダムの言葉を真に受けてしまいました。

悔しいですが、ほとんど意地になって風呂場のカビ取りを必死に行います。

見返してやりたいのと、旦那が帰ってきても文句言われないようにと、その2つの思いで心がグチャグチャになりながら風呂場を掃除します。

どのくらい経ったかわかりませんが(たぶん30分くらいかな)マダムが

「あら真面目にやってるじゃない、綺麗になったわね。見直したわ。」

私は「ええ、まあ、、はい」くらいしか返しませんでしたがホッとしました。

半分くらいは(あんたが脅すから仕方なく、意地になってやったんだ!)との思いもありましたが。

「お疲れ様、これでも飲みなさい」と冷えた缶コーヒーを受け取り(私は胃が痛くなるし、気持ち悪くなるので缶コーヒーが好きではない)、そして玄関先でお互いに飼っているネコの話で和みました。

営業車に戻り「旦那が帰ってこなくて良かったなぁー」と思いながら嫌いな缶コーヒーをがぶ飲みしたことを覚えています。

こうやって書いていると内向型HSP気質が全開ですね。

  • 自分の意見が言えない
  • 人の意見や気持ちをまともに受け取り、深く考えてしまう
  • 自分が楽なことはズルいと感じる
  • クソが付くほど真面目

その頃、たしか2000年だったと思いますが、すでにHSPの概念は発表されていましたが世間一般にあまり知られていなかったです。私はここ2年位でようやく知りました。

もっと早く知っていればここまで悩み多き人生にせずに済んだと思うのですが。

*今日でこの営業の話をすべて書くつもりでしたが、長くなりましたのでまた明日続きを書きます。

ここまで読んでいただきまして、ありがとうございます。

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