前回の投稿で外食が苦手であることを書きましたが、子供の頃の外食の記憶が数えるほどしかありません。
私の親(母親は完全に内向型HSP,父親も疑わしい)が外食をほとんどしなかった為です。
親が内向型HSPであればこういう家族も良くありそうですので、私の家族と外食にまつわる話を書いていきたいと思います。
西友の4階で1回、近所の和食屋で1回・・
家族での外食は、西友の4階で1回、近所の和食屋で1回・・覚えているのはそのくらいでしょうか。
家族だけでの旅行も記憶にありません。正月に年始まわりするのが家族での遠出みたいなものでした(片道わずか20kmくらい)
とはいえ旅行が全くないわけではなく、父親の弟がとても外向的でその家族とうちの家族も一緒に、年に1、2回日帰り旅行や海水浴などに連れて行ってもらいました。
当然毎回とても楽しみでした(叔父さん、ありがとうございます)
その時には外食も多少あったはずですが、お弁当の回数が多かった気がします。
スーパーのお惣菜が懐かしい味
平日、土日問わず、1年通して家での食事でした、スーパーで買ってきたお惣菜がメインです。(これは母親の批判ではなくて、家で自炊するのが好きという訳ではなく簡単にしたいのに、外食にしなかった。という説明の為に書いています)
お金がかかるから外食しないのではなくて、気兼ねなく食事したいから家で食べたいと思っているはずです。
親2人の毎月の食費は毎日のお惣菜が積みあがって5万円もかかっている(酒は飲まない)のを、私が結婚してから聞いて驚きました。(私たち夫婦2人で外食入れても3万くらいでしたから)
こういう家庭でしたので、成人するまで外食に私が慣れることがありませんでした。(今でも完全には慣れてません)
外食に連れ出される
中学時代に一度、先程の外向的な叔父さんに
「そろそろ外食にも慣れておかないと、食べに行けなくなっちゃうと困るから」と言われ焼き肉屋に連れて行ってもらったことがありました。
普段しない外食で焼き肉屋が初めてということもあり、その言葉と光景を強烈に覚えています。叔父さんの気遣いとは裏腹に
(ああ、傍から見てても分かるんだ、やっぱりウチは変な家族なんだ、俺もすでに普通じゃないんだ)と思ってしまいました。
社会人になって親の気持ちに気付く
でそのまま(友人もほぼいませんでしたから)社会人になる訳ですが、当然外食する機会が一気に増えます。
飲み会、同僚との食事、休日の喫茶店やファミレスなどが苦痛で、、嫌なら行かなければいいんですが「みんな外食を楽しんでるんだから俺だって楽しんで食事できるはず」と頑張っていました。
外食ぐらい平気でできないと「普通の人間じゃない」気がしてたので気合を入れて外食しますが、めちゃめちゃ疲れるので外食が怖かったです。
そこで「これはたぶん親も同じ感覚だったんだ、外食が苦痛なんだ」と気が付きました。
まだHSPを知る20年も前でしたので、単に「私も親も神経質で弱気な性格なんだ」と思ってました。
時代を先取り「ステイホーム」
外食に限らず外出は必要最低限、家庭内の会話はほとんどなくこれまた必要最低限。何十年も前から完璧な「ステイホーム」を先取りしていたようです。
それが普通で育ったので「サザエさん」見ても全くピンと来なかったです(ホームドラマ全般もそうでした)
親もそう思っていたのかテレビはいつもニュースかバラエティー番組ばかりでしたね。
(家とおんなじだ!って方がいればコメントいただけるとウレシイです)
普通を装うことができても心から楽しめない
20代から30代にかけて多少は外食に慣れていきますが、基本的な気になるポイントは昔からそのままで楽しめません、同席してる人にも失礼なので意識をほかの事に集中させることで何とか平静を装う事がうまくなっていきました。
たとえば、嫁さんとの会話に集中し、こちらも勢いで喋りまくる(持続はしない)とか、メニューを子細に観察してどれが得が頭の中で計算したり、テーブルの上のコショウやナプキンや手ぬぐいなどで「物ボケ」をして笑いを取るとかして自分の席以外の周囲に気がいかないようにしていました。
どちらにしろ自然体ではないので長時間やると辛くなりました。。
最近はそこそこ自然体で楽です
昨日久しぶりに外食して確認できましたが、最近では度々紹介している「メソッド」のお陰もありだいぶ自然体でいられます。
ただしHSPのクセというか気になってしまうポイントは相変わらず残ります。(あくまで過剰な感情を取り除くメソッドです)
もし興味があれば以下の記事に怒りの対処法としてリンクがありますのでそちらをどうぞ。(怒りだけでなく不快な感情全てに有効、不安や恐れもOKです)
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